D.S.~ダルセーニョ~のブログ(仮)

自分で勝手に考えたことを色々書いています

2017年東京都議会議員選挙告示。どうなるのか考察してみた

・初めに

 もともとこちらのニュースを基にして書いていましたが、コメントで間違いを指摘されたので、書き直しています。

 寄せられたコメントと一緒に前の記述の名残はあえて残させていただきます。ご了承下さい。

・2017東京都議会議員選挙告示

 今回はこちらのニュースを基に2017年東京都議会議員選挙(以下都議選と表記)についての独自考察を行いたいと思う。

 今回の都議選は、2017年7月2日投開票で定数126(欠員1)。定数126を競い合うのは、

 自民60(現有議席57):公明23(同22):共産37(同17):民進23(同7):都民ファースト50(同6):維新4(同1):東京・生活者ネットワーク4(同3):社民1(同0):諸派17(同0):無所属43(同13)

となっている。計259人が定数126を競う形となるとのことだ。

・都議選のポイント

 今回の都議選は小池百合子東京都知事(以下小池氏と表記)の政策をどう評価するかがポイントとなっている。あえて対立構造を設けるなら、小池支持派vs小池不支持派の戦いとなるだろう。現在のところ小池支持派と言われているのは、公明:共産:民進:都民ファースト:生活者:社民。無所属の議員も何名か都民ファースト支持を表明している。対立側は自民:維新となっている(一概に図式は当てはまらないと思うが)

 そして都議選を小池支持派が過半数を取れば、小池氏の権限がかなり強くなると言われている。一部では独裁状態になるのではないかと懸念されている。それを防ぐためには、自民を始めとした反小池側が勝利を治めなければならないと言われている。

・単純に数字で考える

 上の図式を基に単純に計算した場合、反小池陣営が勝利を収めるためには定数126の過半数となる64議席を自民と維新で獲得しなければならない。つまり60+4=64議席のうちの64議席を取らなければ、いわゆる小池独裁を防ぐことができないということ。・・・って、自民と維新はほぼ全ての議席を獲得できなければ、小池陣営には勝てないじゃねえか!やる前から小池陣営の勝利が確定している予感。

 逆に小池陣営側からしてみたら、勝利はかなり楽な選挙となる。小池陣営は公明23+共産37+民進23+都民ファースト50+東京・生活者ネットワーク4+社民1=138のうちの64議席を取れば勝利となる。無所属の何名かも小池氏支持を表明しているので、この数はさらに多くなるだろう。もはや始まる前から結果は見えていると思うかもしれない。

・各党の思惑を考察

 が、一概にこの単純構造で事が進むとは限らない。まずは公明党に関して。今は小池氏を支持しているだけであり、選挙結果次第では自民に寝返る可能性がある。つまり勝ち馬に乗ろうとしている可能性があるという事なのだ。

 本当か?と思うかもしれないが、実は公明党は2013年6月7日発信の公明新聞の記事内容にて、豊洲市場への移転を支持していた。つまり4年前は移転延期を決めた小池氏とは真逆の主張をしていたということなのだ。協力関係を築いてきた自民党との関係をあっさりと切ったのも、小池陣営を「勝ち馬」と判断したからであろう。その時々によって主張がコロコロと変わるのが公明党なのだ

 よって都議選で自民党が多くの議席を獲得したら、何の変哲もなく普通に自民党側に着くだろう。都議会公明党とはそういう存在なのである。

---共産党の思惑

 次に共産党について考察したいが、共産党は元から築地市場豊洲移転に反対の立場を示していた。噂では小池氏の豊洲移転延期は共産党が根回しをしたという噂がある。だから共産党は小池陣営と協力関係にあると考えることができる。

 だが共産党が小池陣営と協力関係にあるのは、豊洲移転反対という理由が一致しているだけである。逆に言えば、それ以外の政策は小池氏と相いれない可能性がある

 とはいえ、豊洲移転延期から共産党は小池氏を操ろうとしている可能性は考えられる。共産党が小池氏の政策と同じになるのではなく、「小池氏が」共産党と同じ政策を取るかもしれない。共産党が小池氏の敵になるか味方になるのかは、都民ファーストの会の獲得議席数にもよるだろう。これについては後述する。

---その他の思惑に関して(小池支持派)

 民進党に関しては、こちらも勝ち馬に乗るために小池陣営と協力するつもりなのだろうが、民進党という泥船から都民ファーストの会という泥船に乗り換える議員が相次いでいる時点で、勝ち馬もへったくれもない。恐らく民進党は、都議選の結果次第だが、都民ファーストの会に吸収されてしまうことになるだろう。逆に言えば、都民ファーストの会が第二民進党になるという事だが。民進党に関しては存在感皆無として良いだろう。

 生活者ネットワークに関してだが、こちらは共産党と根が深い存在であると言われている。小池氏自らが生活者ネットワークとの選挙協力を打ち出したことからも、今共産党は小池氏の深い部分にまで手を伸ばしている可能性がある。こちらは都民ファーストの会の得票数次第では、共産党にくっつく可能性があるだろう。こちらもまた小池氏にとっては敵にも味方にもなり得る存在であろう。

 その他に関しては考察の使用がないので省略。無所属諸派は言わずもがな。社民はたった一人の候補者でどう言及すればいいのかわからん。

---カギを握るのは公明党

 このように考察した場合、公明党共産党は一概に小池支持派とは言えない可能性がある。そもそも両者は明確に対立関係になっているとのことなので、お互いに小池氏は支持するが公明(共産)は支持できない、という立ち位置に落ち着くだろう。これが必ずしも小池氏にとってプラスになるかは未知数だ。

 よって138のうちの23と37を取った78が小池陣営の数字となるだろう。逆に反小池陣営は公明党を含めたら、64+23=87となる。

 とはいえ、公明党に関しては自民・都民ファーストのどちらが多くの議席を獲得するかで立場を表明すると思われるので、結局小池陣営は都民ファーストの会が、反小池陣営は自民党が多くの議席を獲得しなければいけないことに変わりはないだろう。

・考察:都民ファーストの会共産党の関係性

 その都民ファーストの会だが、小池氏肝いりの政党なので、小池氏からすれば都民ファーストの会が多くの議席を獲得してもらいたいと思っているだろう。それは都議会運営を独裁状態スムーズにしたいからであるが、もう一つの理由が存在していると考えている。それは共産党の存在だ。

 先ほど、共産党が小池氏を操ろうとしている可能性があると書いた。実際に小池氏は共産党の尻馬に乗せられて、豊洲移転延期を表明した可能性がある。この豊洲戦法で共産党がこれからも小池都知事を操ろうとしていることは十分考えられる。

 それを防ぐための都民ファーストの会という見方も考えられなくもない。都民ファーストの会は小池氏が自分で作り出した味方陣営だ。都民ファーストの会が多くの議席を獲得して共産党の支配力を弱められれば、小池氏は共産党に操られることはなくなるだろう。

 都民ファーストの会が多くの議席を獲得して、共産党が小池氏を操れなくなった時、共産党がどんな立場を貫くのかが注目だ。反安倍で共闘するのか?それとも政策の不一致で小池氏の敵となるのか?それはこれから次第であろう。

・各党の分析を今一度まとめる

 長々と書いてきたが、以上を簡潔にまとめると、こうなる。

自民→勝つためには議席のほぼ全てを獲得しなければならない。全勝が前提条件

維新→自民と連携して小池陣営のストッパーになる可能性がある。多くの議席が獲得できれば、自民に対する援護もできるだろうし、東京への地盤を固めることができる。個人的には全員当選してほしい。

 そして↑が過半数を占めたら、小池氏による半独裁体制の危機は防がれるであろう。ってか全部取らなきゃ過半数を取ることはできない。

公明→自民か都民ファースト、どちらが多くの議席を占めるかで立場を変える可能性大。ぶっちゃけ都民ファーストの会よりも東京都民の敵な気がする。

共産→小池氏を操ろうとしている可能性大。都民ファーストよりも多くの議席を獲得したら、小池氏は共産党に操られることになるだろう。まあその代わり自民党が多くの議席を獲得すればいいのだが。

民進都民ファーストの会に飲み込まれるだろうから省略。都民ファーストが負けたら?知らん。共産党にでも飲み込まれるんじゃないの?

生活者ネットワーク共産党の分離政党と言われている政党なので、どう転ぼうが共産党と協力することになる。敵になるか味方になるのかも共産党次第。

社民→候補者一人でどう言及しろと?大勢に全く影響を与えないと思うので除外。そもそも当選しないかもしれないし。

諸派無所属→数名は都民ファーストの会の支持を受けているとのこと。残りがどうなるかは不明。公明党と同じく勝ち馬に乗るんじゃない?つーか社民はもう諸派に含めていいだろ。

都民ファーストの会→勝てば小池氏の独裁体制が成立する。小池氏の精神安定剤なので小池氏はどうしても勝ってほしいだろう。

 簡潔じゃないけど、都議選における各党の特徴をまとめるとこのようになると思われる。

・どういう結果が望ましい?

 ではどういう結果が望ましいのか?私は自民・維新連合勢力過半数を獲得して、都民ファーストの会が負けることが望ましいと考えている。都民ファーストの獲得議席数は自民以下が望ましいと考えている。共産党都民ファーストが小池氏の主導権を握って争おうが、自民と維新が勝てば問題ない。

 なぜこの結果を望んでいるのか?それは小池氏の独裁体制を防いでくれる可能性があるからである。

 そもそも地方政治というのは二元代表制だ。二元代表制とは何かというと、凄く簡単に説明すれば、アメリカの大統領制だ。アメリカは大統領と議会の二つを選挙で決めることができ、両者は独立した存在だ。大統領の暴走を止めるために議会が存在しているのだ。

 これと同じことが行われているのが、日本の地方政治なのである。議会が地方自治体の暴走を止められないどころか加担することになってしまったら、そこが行う政治はほぼ独裁体制に等しいことになってしまう。

---都民ファーストの会は二元代表制と議会の役割を理解しているのか?

 都民ファーストの会は小池氏肝いりの政党なので、都議選で勝利したら、小池氏のいう事には何でも従う存在となるだろう。小池氏によって当選したのだから。そんなところが過半数を占めてしまったらどうなるのか?議会は小池氏を止めることができなくなり、東京都政は小池氏による独裁体制になってしまう危険性があるのだ。

 これに危機感を抱いている人が数多く存在している。ジャーナリストの有本香氏はその一人だ。彼女がつい最近出版したとある本がある。この本を読めば小池氏と都民ファーストの会のおかしさ、小池劇場の恐ろしさを実感することができるだろう。ついでに紹介しておくので、良かったら一読することをオススメする。

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小池劇場が日本を滅ぼす、著:有本香

 話を戻すと、都民ファーストの会過半数を占めたら東京都政は小池氏による独裁体制になってしまう恐れがある。逆に言えば、都民ファーストの会は議会が持つ役割、地方政治が二元代表制だという事を理解していない人が大勢いる可能性がある。そもそも政治の基本中の基本を理解できていない可能性があるのが、都民ファーストの会だと考えている。そんな連中に過半数を取らせていいのか?東京都政の健全化のためにも、私は都民ファーストの会負けなければならないと考えている。

---自民・維新が勝った場合の東京都政の行方

 では自民・維新の連合軍が勝ったらどうなるのか?私は小池氏は辞任を表明するのではないかと考えている。それは上の書籍を読んでもらえばわかるが、小池氏は東京都を無駄に疲弊させただけに過ぎない。自民と維新が多数派を占めたら、その責任追及の日々が小池氏を待っているだろう。恐らく小池氏はその責任追及から逃げるのではないかと考えている。一応都知事の座から降りたとしても百条委員会による追及が行えるが、そう頻繁に行えるものでもないので、少なくとも一年間は行われないのではないかと考えられる(これを見越して百条委員会を無駄に消費させた可能性もある)。よって、自民・維新の連合軍が勝利した場合、年内にも東京都知事選挙が行われるのではないかと考えている酷いってレベルじゃないどころか、完全に韓国を笑えなくなるだろう。冗談抜きに東京五輪開催が危ぶまれる。もう既に小池氏のせいで危ぶまれているのは内緒。

 まとめると、どういう結果になろうが碌なことにならないのが今回の都議選なのである

・東京都政の惨状は東京都民が引き起こしたことであるという事はお忘れなく

 さすがに東京都民に同情・・・はしない。東京都民に関しては、以前舛添要一氏に関する記述に置いて徹底的に批判したことがある。今回もそれと同じこと・・・ではない。

---小池氏に騙されたことは同情する。が・・・

 小池氏に関しては私も支持を表明していて、まさかここまで酷い人だとは思っていなかった。完全に小池氏に騙された人も多いと思うので、小池氏を選んだことに関しては、私は同情する。

 しかし、以前にも書いたことがあるが、元々小池氏はタレント候補であり、小泉劇場という政策もへったくれもない劇場型政治で当選した人物だ。タレント候補に碌な人がいないことは、舛添要一氏や蓮舫氏、山本太郎氏などを見ればわかることだし、過去にも碌な候補が当選していない。元々小池氏は能力で当選した人物ではないのだから、碌な政治をしないことは予想できたはずだ。私は予想できなかったが。ほんとごめんなさい。

 他に候補者がいなかったという東京都民がいるが、少なくとも、増田寛也氏が東京都知事になっていれば、豊洲市場への移転は行われていただろうし、環状二号線も予定通り着工して、東京五輪開催に何らダメージも与えておらず、都民の税金が無駄に垂れ流されることはなかったであろう。良くも悪くも自民党の意向を受ける人なのだったから。今となっては後の祭りかもしれないが、私はあの都知事選挙増田寛也氏という立派な候補者がいたと思っている。碌な候補者がいなかったから小池氏に投票したというのは、ただの言い訳に過ぎないと思っている。そんな言い訳をするのだったら、都議選でどんな行動をして責任を取ればいいのか、わかるはずだ。

 まとめると、結局の所、今の東京都政の有様は、東京都民がそういう選択をしてきたから起こっていることなのである。今回の都議選がどちらが勝とうが碌なことにならないことは、東京都民が引き起こしたことなのである。だがそれでもう嫌だと責任を放棄したら、それこそ東京都政は永久に正常化できないだろう。東京都政が歪になってしまったからこそ、責任感を感じて、しっかりと政治を向き合うことが、東京都民には求められていると考える。それを東京都民が行わなかったら、東京都政は小池氏による独裁体制になっても致し方なしと私は考えている。むしろ独裁体制にした方がいいんじゃないの?痛い目にあって、甚大な損害を受けたら都民も目をさま・・・さないだろうな。マジで韓国を笑えねえ。

 長々と書いてきたが、結局の所最終的には東京都民がどんな判断を下すのかに限る。私はただ考察してみただけだ。東京都民じゃないので今回のお祭りに参加できないことを非常に悔しく思う。そもそも参加したくもないが。私はただただ結果を心待ちにしたいと思う。

 

 ちなみに結果次第ではマジで今後の国政に影響を与えるので、真剣に考えて投票することをオススメします。よくわからないけど有名だから小池さんを応援するという理由での投票は、絶対に行わないでください。むしろ自分で調べようともしない奴は投票するな!マジで!

 

以上