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D.S.~ダルセーニョ~のブログ(仮)

自分で勝手に考えたことを色々書いています

コラム:なぜ小池百合子は劇場型政治を行うのか?

・初めに

 この記事は、小池百合子東京都知事はどうして劇場型政治を行っているのかについての個人的な考察を、まとめたいと思います。なお劇場型政治については以前まとめたのでそちらを参照してください。また、この記事では色んな推測を行っているので、記事の内容が色んな方向に飛ぶ、難解なものになっているかもしれません。少しご注意ください。

 ・なぜ小池百合子劇場型政治を行うのか?

 小池百合子東京都知事はなぜ劇場型政治を行うのか?様々な理由を考えることができるだろう。一番思いつく理由としては、小池百合子氏本人が小泉純一郎首相時代の小泉劇場という劇場型政治が行われた時に当選していた、いわゆる小泉チルドレンだからであろう。自身が当選した背景や当時の小泉首相に対する作られた熱狂というのを分析すれば、劇場型政治の分析は十分可能だ。更に小泉純一郎氏を始めとした当時の自民党内の人々から劇場型政治に関するレクチャーを受けていた可能性も、推測になってしまうができる。いずれにせよ、小泉チルドレンであることと現在の小池都政は無関係ではないのは間違いないと考えている

 またそもそも小池百合子氏本人もメディア出身の人物で、かつてはテレビ東京でニュースキャスターを務めていた。つまり小池百合子氏もタレント候補だという事になる。メディア出身だという事は、メディアとのパイプがあるのは間違いないだろうし、何しろメディアを使って国民を操る術を知っている(かもしれない)。小泉劇場で当選した元ニュースキャスターの人物。そんな人物が自治体の長になった暁には、その人物が行う政治が劇場型政治になることは、よく考えれば予想できたことなのかもしれない。

 しかしながら、本人に劇場型政治をやる気があっても、実際に劇場型政治ができる社会環境でなければ、劇場型政治は機能しない。それは劇場型政治についてまとめた記事にも記載した。つまり小池百合子氏が東京都知事になって劇場型政治をやろうとしても、東京都民に劇場型政治が通用しなければ、劇場型政治は機能しない。ところが現実はどうであろうか?見事に小池百合子氏の放つ劇場型政治に惑わされ、千代田区長選挙で過去最高の投票率を記録してしまったではないか。それ即ち劇場型政治は東京都民に通用してしまっているという事である。それを十分に理解していたから、小池百合子氏は劇場型政治に踏み切ったのではないかと推測できる。

 ではなぜ小池百合子氏は東京都政で劇場型政治が成功するとわかったのか?それにはいくつかの理由が浮かび上がるが総括するとやはり、メディアを鵜呑みにしている国民が多い日本だからであろう。とりわけて東京はその傾向が強い。その象徴とも言える人物が、現在の民進党の代表でもある蓮舫氏であろう。

---蓮舫氏が当選する東京都なんだから劇場型政治を行うのはたやすい

 蓮舫氏はインターネットを始めとした多くの国民から嫌われている人物だ。理由としては様々な理由があるが、現在は主に二重国籍に対する十分な説明を行っていないからであろう。そんな蓮舫氏は元々はテレビ界出身のいわゆるタレント候補だ。蓮舫氏が政治家に当選したのは2004年7月に行われた参議院選挙の比例区で当選してから。その後の2017年の今現在まで一度も票を落としたことがないというある種のベテランでもある。が、そんなベテラン蓮舫氏はこれまでに功績を残したのか?目立った活躍と言ったら事業仕分けぐらいだ。ネットでは二重国籍の問題を世に知らしめたことが功績だという皮肉もある。が仮にこれが功績だとしても、蓮舫氏は功績らしい功績をこの10年以上の間に一つ・二つぐらいしか残していないことになる。そんな人物が2017年の参議院選挙でも東京選挙区でトップ当選を果たしてしまったのだ。どうして碌に功績のない人物がずっと議席を失わないで、しかもトップ当選をし続けているのか?それは単純に東京都民が蓮舫氏の活動や人物を全く見ないで、知名度だけで投票しているからだ。それ即ちメディアで目立った芸能人だからという理由だけで、蓮舫氏を支持しているという事。つまりメディアの影響が強いという証拠なのである。

 『知名度だけでも投票する人が多い東京都なんだから劇場型政治をするのはたやすい』

 そう思ったから小池百合子氏は劇場型政治に踏み切ったのではないかと推測することはできる。

 またそもそもの東京都民が、知名度だけで政策や人物については全く考えないで政治家を選び政治を決定するという事は、真面目に政治を行ったとしても注目されないのではないか?とも言える。だから劇場型政治という大掛かりなことをして自身の支持拡大を行ったとも推測できる。何が言いたいのかと言うと、小池百合子氏本人がどう考えていようとも、東京都の政治を成功させるには劇場型政治で都民を惑わせるしかなかったのではないか、ということだ。小池百合子氏は東京都民を見下すつもりで劇場型政治を行ったのではなく、東京都という自治体の社会環境を踏まえた上で劇場型政治を行ったのかもしれない。

 ---もし小池百合子氏が劇場型政治を行っていなかったら、どうなっていた?

 仮に、もしも普通に政治を行っていたとしたら小池百合子氏はどうなっていたのか?私は今の状況とは逆にメディアに叩かれていたのではないかと考える。というのも、小池百合子氏本人は今も自民党の人間だ。結局自民党と癒着しているという疑惑を持ちかけられて、反自民のマスメディアからいらぬ疑いで袋叩きにあっていた可能性だってある。だから小池百合子氏は反自民を掲げたのではないかと推測される。反自民を掲げれば同じ反自民のマスメディアから攻撃されることはなくなる。小池百合子氏本人もメディア出身の人物で、メディアの力というのを十分に承知していたはずだ。

---舛添要一の辞任劇も小池劇場に繋がっている?

 また前都知事の舛添要一がメディアが騒いだことで辞任にまで追い込まれたという舛添騒動も影響しているだろう。舛添要一本人はネットを中心に嫌われていた人物だ。そして例の舛添氏の豪遊などのお金のスキャンダルも、元はと言えばネットが発端のスキャンダルだ。メディアはネットの騒動から遅れて報道することになった、というかネットで騒がれている時は報道すらされていなかった。それがメディアが大々的に報道した途端に、舛添氏は全国民を敵に回すことになった。それ即ち、都知事の進退を決めるのは、結局マスメディアだという事に繋がらないだろうか?。それだけ東京都政におけるマスメディアの影響力というのは根強いものがあるのである。

 この舛添要一氏の辞任劇もまた小池百合子氏には影響を与えたのであろう。だから舛添氏とは異なった透明性のある東京都政を打ち出して、舛添氏とは違うことをアピールしたのである。その上で、自民党を敵に回してメディアからの攻撃を避けて、透明性アピールのための都政の闇を暴く行為に走ったのである。これが小池百合子氏の劇場型政治だ。つまり小池百合子氏はメディアに攻撃されることを恐れて、劇場型政治に踏み切ったのである。その結果、ものの見事にメディアに惑わされた支持を獲得することに成功し、この勢いのまま夏の東京都議会議員選挙を迎えるつもりでいるのである。

---東京都議会議員選挙以降が、小池都政の真実を暴く

 夏の東京都議会議員選挙はこのままのペースで行けば、小池陣営の圧勝になるだろう。そうして地盤を固めた上で、小池百合子氏は本当の政治に踏み切るという見方もある。もし仮に本当にそうなった場合、小池百合子氏がメディアと戦えるかが焦点になるだろう。夏の東京都議会議員選挙で小池陣営が圧勝してその後でメディアが嫌がる政策を行おうとしたら、小池百合子氏の今までの小池劇場は、自身が本当にやりたい政治を行うための布石だったという事になる。逆に小池百合子氏が夏の東京都議会議員選挙で圧勝してもメディアと連携した劇場型政治を行うのであれば、小池百合子氏はその程度の人物であったという事がわかる。全ては夏の東京都議会選挙を受けて小池氏が何をするかで判明されることだと考えている。

---東京都に民主主義は存在しているのか?

 以上はあくまでも一個人の推測に過ぎないが、結局の所、小池都政を語る上ではマスメディアは欠かせないというのは確かであろう。実際にメディア報道に惑わされて東京都民は東京都政(というか東京都知事)を決めてきたという節がある。逆に言えばそれは、東京都政はマスメディア次第だという事だ。今小池百合子氏は相次ぐ横暴ぶりから一部の人々から独裁者扱いされているが、本当の独裁者は、報道で国民を操ることができるマスメディアなのではないだろうか?小池百合子氏は言ってしまえば、マスメディアの操り人形だとも言える。小池百合子氏の首を左右しているのは、東京都民ではなくマスメディアだ。だから小池百合子氏はメディア受けする劇場型政治を行っているのである。もしこれが本当だとしたら、東京都は本当に、民主主義が存在するのであろうか?小池百合子氏がメディアの操り人形であるか否かは、夏の東京都議会選挙以降で明らかになることだろう。

---豊洲問題は小池百合子氏だけを非難すれば解決する問題なのか?

 今豊洲の問題でネットを中心に小池百合子氏に対する非難が集中している。確かに豊洲の移転延期で本来使われることのなかったはずのお金が、維持費として使われてしまっているのは、非難される点であろう。しかしながら、そうやって小池百合子氏をただ非難すればそれで済む問題なのか?確かに豊洲問題に関しては小池百合子氏に責任がある。だがなぜ小池百合子氏はあんな行動を起こしたのかを考えないのでは、今後も第二第三の豊洲問題が起こるのではないだろうか?

 そもそも豊洲問題はメディアが複雑にさせた問題だ(詳しくはこちら)。確かに小池百合子氏もメディアが複雑にさせた問題に便乗してしまったのは確かであるが、ではなぜ便乗してしまったのか?それは便乗せざるを得ない状況だったからだという見方もできるのではないだろうか?

 そもそも小池百合子氏は今一度安全を確認した上で、問題がなければ早期に移転することを決めていた。だから豊洲の調査をもう一度行った。その結果、飛躍したメディアによる間違った報道が横行し、実際に豊洲は危険だという風評被害が生まれてしまった。仮にそれを小池百合子氏がメディアの間違いですと正したところで、豊洲問題は沈静化しただろうか?それこそメディアvs小池百合子氏の構図になり、さらにそこに小池百合子氏を落としたいという一派が加わって、小池百合子氏は一気に劣勢に追い込まれていたであろう。小池百合子氏のあの移転判断はちゃんとした戦略に基づいて行ったものの可能性だってある。その結果起こったことは、更なる事態の悪化。それ即ち、今の東京都では特殊な事情を用いない限りまともな政治は不可能だという事に繋がらないだろうか?小池百合子氏が本当に暴きたかったことは、まともな政治ができない東京都の真実の姿なのではないだろうか?

---小池百合子氏だけを悪者にすれば、それで済む問題なのか?

 私が言いたいことは、小池百合子氏を非難するだけで終わらせてはいけないという事だ。なぜ小池百合子氏はあのような政治決断を下したのか?それに対する答えを導かなければ、いつまで経っても小池都政のような劇場型政治は、終わることがないだろう。小池百合子氏が劇場型政治を行っているのは、東京都の異常性を十分に理解している可能性だってあるのだ。私は小池百合子氏を擁護しているわけではない。問題の本質を、見極めてほしいと言いたいだけだ。

 

 本当に小池百合子氏ただ一人に問題があるだけなのか?それを東京都民の方々には、考えて頂きたい。そして本当の問題が何なのかを見極めてほしい。東京都政の本当の問題がわかり、それを克服することができれば、東京都政はより良い政治を行えるかもしれない。

 ・・・と東京都政に限ってみたが、日本政治にも言えることかもね。