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D.S.~ダルセーニョ~のブログ(仮)

自分で勝手に考えたことを色々書いています

シリーズ:若者の待遇を良くしよう!③若者に一人三票以上与えよ!

・初めに

 色々書いた結果シリーズとして記載することにしました。シリーズ全体のテーマは「若者の待遇を良くしよう!」です。

 今回は若者の待遇をよくする具体策として、若者の数が少ないが故の若者の不遇状態を解消する独自提案を記載しております。

 なお、一連の記事では「若者」の定義を「18~30歳」としております。ご了承ください。

 前①→http://2segno6dall.hatenablog.com/entry/2017/02/04/150224

 前②→http://2segno6dall.hatenablog.com/entry/2017/02/06/192627

 

・前回までのおさらい

 まずは前回までのおさらいから。今日、政治に関心を持つ若者が増えてきている。それ自体は素晴らしいことなのだが、実際の若者の政治における立場は低いものとなっている。また関心を持ち始めていると言っても、まだまだ若者全体から見れば少数派だ。若者の政治における立場が低いから若者は政治に関心を持たなくなっている。ではなぜ若者の政治における立場が低いのかといえば、大きく分けて二つの問題があるから。一つは働きすぎな日本社会が若者に重荷を背負わせていて、そもそも政治について考えている余裕が若者にないから。もう一つは単純に少子高齢化で若い世代の絶対数が少なくなっていること。このうちの一つ目の問題について取り扱ったのが前回の文章となる。

 

 今回の文章では二つ目の問題、若い世代の数が少なくなっていることについての対抗策を述べたいと思う。

・若い世代の絶対数の減少の対抗策

 若い世代の数が少なくなっていることの対抗策。これだけでパッと思いつくことは何だろうか?まあぶっちゃけて言えば、子どもを増やす、ただそれだけだ。だが子供を増やしたからと言って「今の」若い世代の待遇が良くなることはない。

---自然界の出生数を超える高齢者の増加

 というか子供が増える数以上に高齢者がガンガン増えている。理由は医療技術の発達だ。医療技術の発達で高齢者の寿命は延びると同時に亡くなる高齢者も少なくなっている。これにより高齢者の数はどんどん増える一方。医療技術の発達で従来は生きられなくなっていた高齢者が生きられるようになっている。そんな状況下において、自然に子供を増やすことで対抗しようとするのは無理がある。つまり今の高齢者は自然界のありのままの人口増加を超える勢いで増えているという事なのだ。自然出生数を超える勢いで死なない高齢者が増えているんだから、普通に増やそうとしたらどう考えても対抗できるわけがない。はっきり言うが、今の高齢社会に数で対抗したいのだったら、クローン技術でガンガン人間を作り出すしかない。数で対抗したいのだったらそうする以外に対抗策はないだろう。それをするのか?子供を増やす以前に、今の高齢者の増え方は自然界のサイクルから考えると異常だという事を知ってほしい。

---数で解決するのには無理がある

 というわけなので、子どもを増やすことで若者の待遇をよくするという解決策は、クローンという神を冒涜するかのような技術を使えば解決できる。が、倫理的な面で問題があるのは間違いないし、そもそも今すぐ実行しようにもクローン技術はまだまだ発達段階だ。個人的にはクローン技術は発達してほしくないが。なので、単純に数で対抗する解決策は現実的ではない。

 はっきり言うが、数で若者の力を増すのだったら、増やすよりも「減らす」方がはるかに現実的だ。「減らしたら」それだけで若者の力は高まるだろう。だがそれも倫理的な問題がつく。つまりどんな解決策を提示するにしても、「数」を視野に入れた解決策は倫理的に問題のある物になってしまうのだ。むろん倫理なんて知らん!だったら実行に移してもいいが、その結果どんな未来が待つことになっても私は知らない

・若者の「一票の価値」を高めればいい

 では他にはどんな方法があるのか?つまり数での対抗策以外の方法だ。答えは単純明快に若者の「価値」を高めればいい。つまり政治に反映される若者の声を大きくすればいいのだ。

 どうやって政治に反映される若者の声を大きくするのか?そもそも我々国民が政治に意見を言う際には何が用いられるだろうか?現在はネットの発達で直接政治家に意見を言うことができるようになった。むろんそれを若者が多用してくれれば、若者が政治に与える影響力が増すのは間違いない。が、国民が政治に意思表明をする際に使われるものの代表的なものは投票だ。選挙を始めとした国民投票が、ネットが発達した今日においても、国民の政治参加権として重要なツールなのは間違いない。なので、この投票における若い世代の力を強くすればよい。つまり、若者の一票の価値を上げればいいのだ。どうやって若者の一票の価値を上げるのか?単純だ。若者の一票に二票以上の価値を与えればいいだけだ。

 単純明快に若者の一票が二票以上の価値になったら、若い世代の声が強くなるのは当然だ。なぜならば、一人で二人分の投票ができるからだ。数が少ない日本の若者にとってはそれだけで数を水増しすることができる。数が増えれば増えるほど政治に反映される声も大きくなる。だから若い世代の一票の価値を二票以上に上げれば、若い世代の声はもっと政治に届きやすくなるという事なのだ。

・価値を上げるなら「一人三票以上」が望ましい

 では「二票以上」なので具体的にどのくらい価値を上げればいいのか?私は三票以上が妥当ではないかと考える。どうして三票なのか?これは高齢者一人当たりに対する現役世代の負担は何人分になるのかを考えれば出てくる数字だ。

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 こちらのグラフでは高齢者一人を現役世代(15歳以上)何人で支えることになるのかを示している。このグラフによれば将来的には65歳以上の高齢者は約一人、75歳以上の高齢者は約二人で支えることになる。つまり選挙権を持った18歳から64歳までの人口比率と65歳以上の人口比率がほぼ等しくなってしまうということなのである。

 こんな状況下で若者の一票の価値を二倍にしたらどうなるか?日本の世代を未成年・若者・現役世代・高齢者に分けた場合、未成年は18歳未満・若者は18~30歳・現役世代は31~64歳・高齢者は65歳以上に分けられるであろう。高齢者の人口比率は現役世代にほぼ等しい事を考え、日本の総人口を10とし、未成年:若者:現役世代:高齢者の比率を独自に算出してみると、

                         1:1:3:5

この割合が妥当なのではないかと考えている。この割合だと若者は超少数派になってしまう。この比率がそのまま現行の投票にも当てはまるとして、若者一人当たり二票を割り当てると、

 投票できないので→0:1×2=2:3:5

となる。これを高齢者以外:高齢者の割り振りにすると、

           2+3=5:5

と等しくなる。等しくなるんだったら二票でいいんじゃないかと思うかもしれないが、ここで出てくるのが世代ごとの投票率である。

---一人二票だと投票率で高齢者に負けてしまう

 世代ごとの投票率はこちらを拝見してほしい。

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 ご覧のように20代の投票率と60代以上の世代の投票率を比べると、その開きは約二倍になる。逆に言えば、20代の投票率は60代以上の投票率の半分ということ。つまり60代以上の有権者が10人投票に行ったとして、20代の有権者は5人しか投票に行かないことになる。そんな状況で若者と現役世代を足した数と高齢者が等しくなるような一票の価値を制定しても、結局は投票する人の数で若者は負けてしまう。つまり若者+現役世代と高齢者が等しくなるような比率で若者の一票の価値を制定してしまうと、投票率で結局若い世代が負けてしまうのだ。だから現役世代と高齢世代の比率が等しくなる、若者世代の投票の価値を二票分にするという案では、若者の意見は通らないと考えている。

---「一人三票」にすると・・・?

 一方で「一人三票」としたらどうなるだろうか?先ほどの比率に割り当てると、

                0:1×3=3:3:5

となり、若者+現役世代:高齢者の比率にすると、

           3+3=6:5

現役世代が1上回る比率になる。若者一人につき三票分の価値を与えると、現役世代と足して高齢者に対抗しようとしたら、若者+現役世代がギリギリ高齢者を上回るラインになるのである

---一人四票以上だと逆に強すぎる可能性がある。が・・・

 とはいえ、本当に若者の意見を反映させたいのであれば、四票以上にすれば間違いなく若者の意見は通るようになるだろう。だがその場合、今度は現役世代と高齢者の意見が反映されなくなる可能性が出てくる。また四票以上の制定は若者を優遇しすぎだという批判が若者以外の世代から出てくるだろう。

 だが若者一票の価値を四票以上にするという案はありではある、と私は考えている。理由は投票率だ。若者の一票の価値を与えても、結局若者が投票に行ってくれなければ意味はない。私の考えはあくまでも若者の政治参加を促すための「補助」なのであり、実際に政治に参加して自分達の価値を高めるのは若者の役目だ。今の日本社会は若者の声を高めるための「補助」すらできていないと思ったから考えた次第である。もしも一人三票以上に一票の価値を制定しても若者の声が反映される政治にならなかったら、四票以上にするか、完全に若者を切り捨てていいと私は考えている。だから三票「以上」が望ましいと考えているのである。三票はあくまでも高齢者に対抗するための最低ラインだ。それより上の価値が付与されるか、下の価値に戻されるかは、若者次第だという事は述べておきたい。

・若者一人三票以上案は民主主義の原則から外れるもの・・・?

 以上のような理由から若者の一票を三票以上の価値に設定すれば若者の声が政治に届きやすくなると私は考えている。だがこの案は民主主義を行使する上で問題なのではないかと思うかもしれない。民主主義の基本原則は一人一票だ。一人一票で多数決によって白黒をつける。これが民主主義の選挙なので一人一票の壁を越えてはいけないと思うかもしれない。だがその民主主義の基本は現役世代が圧倒的多数派を占めるから維持できるものだ。基本的な民主主義国家において最も意見が重視されなければいけないのは、生産力のある現役世代でなければいけない。なぜならば、生産力のある現役世代が実際に選挙で自分達で考え、選択して国の方針を決めて、それに基づいて国を運営し発展させるからだ。少し考えればわかることだが、国づくりに必要なのは生産力のない世代ではなく生産力のある世代だ。だからこそ生産力があってかつ本来だったら圧倒的多数派であるはずの現役世代の意見が重視されなければいけないのが普通の民主主義国家なのである。

---少子高齢化している時点でその国の民主主義は崩壊している

 ところが日本もとい少子高齢化している国は生産力のある現役世代よりも生産力のない高齢者の数が多い。生産力のない高齢者の数が多くなってしまったらどうなるのか?高齢者による高齢者のための高齢者の社会になるに決まっている。つまり圧倒的多数派の現役世代で維持される民主主義が、壊れてしまうことを意味するのだ。即ち、少子高齢化社会は民主主義の基本原理が崩壊しているということなのである。民主主義の基本原理が崩壊している以上、一人一票の価値観も糞もない。一人一票のままでは高齢者の意見が尊重される歪んだ社会になってしまう。だからこそ若い世代の一票の価値を与えて少しでも正常な民主主義に戻す必要がある。そのための若者一人三票以上案なのである。

---高齢者が多数派になってしまったから移民を日本に入れる羽目になっている

 高齢者が多数派を占める国でどうやって国の発展と維持をしていけるのか?その答えが現在の安倍政権が進めている一億総活躍だったり外国人労働者だったりする。特に外国人労働者は数が増えれば増えるほど主権がないがしろにされてしまうという懸念がある。外国人労働者の増加は民主主義の危機だと思う人もいるかもしれない。だがその外国人労働者を入れることになってしまっているのは、国内の生産年齢人口よりも非生産年齢人口の方が多くなってしまっているからだ外国人労働者の大量流入は少子高齢化、とりわけて高齢化のせいで起こっていることだというのは頭に入れておいてほしい

・数の案を実行させないための若者一人三票以上案

 また一人三票案は先ほど述べた数の案を解決する案でもある。数、つまり高齢者よりも若い世代の数を増やす案は確かに存在しているが、その案のほとんどが倫理的な面で問題のある案だ。実行に移したら人間として大切なものを失ってしまうのは間違いない。そんなことをする必要のない案こそ若者一人三票以上案なのである。

 また数の解決策は増やすにしろ減らすにしろ時間がかかる。若者一人三票以上案はその気になれば今すぐにでもできる案だ。なぜならば公約を成立させればいいだけだからだ。特別な準備というのは必要ない。強いて言うならば、若者だとわかるように投票を工夫する必要がある。例えば若い世代の投票用紙は普通の投票用紙とは色が違うものにするとか、若者専用の投票箱を設けるとか。若者かどうかがわからない場合は身分証明証の提示などで対応すればいい。

---マイナンバーを使えばもっと効率的になる?

 マイナンバーカードを使えば更に効率的に投票が行えると思われるが、マイナンバーを活用した投票は恐らく大規模な選挙改正になると思われるし、そもそもマイナンバーがなければ投票できないというデメリットもある。マイナンバーの普及に貢献することはできるかもしれないが、実際にマイナンバーを選挙に組み込もうとしたら、整備にかなりの時間がかかるのは間違いないだろう。日本人馬鹿だしね。

 一人三票以上案の最大の特徴はその気になればすぐに実行でき、かつ手軽に若い世代の価値を上げられることなのである。コストも色を変えるだけでいいのでそんなにはかからないだろう。

・若者一人三票以上案のまとめ

 以上若者一人三票以上案について書いてみた。改めてメリット・デメリット・課題をまとめると次のようになる。

メリット

・その気になればすぐできる、手軽に若者の価値を上げられる。

・クローンで増やしたり、若者に合わせるよう「減らす」などの数の案を行う必要がなくなる。

デメリット

・一人一票の原則が崩れる。←普通の民主主義国家であれば問題だが、少子高齢化している時点で民主主義の原則が壊れているという認識なので恐らく問題ない。

・若者の力が強すぎることになる危険性。

課題

・一人三票以上案が成立しても若者が投票に行かなければ意味がない。いかに若者に投票に行ってもらえるか。

マイナンバーなどと併用することはできるのか。

 

 また最後に記述するが、若者一人三票以上案が可決されて実際に選挙が行われたら、数え間違いが絶対に起こることも予想される。といっても、例えば若者の投票用紙は違う色を用いたりすれば、まず色ごとに分けてそこから候補者ごとに無効票有効票をわけて、集計された若者の票の数に×3をやればいいだけなので、算数さえできれば問題ないと思われる(まあやり方次第になると思われるが)。それでも恐らく不正に数を水増ししたりする事例は出てくると思われる。人間が行っている以上選挙の不正は防ぎようのないもの。若者一人三票以上案が施行されたら不正も含めた問題は必ず出てくるだろう。それにどのように対処するのかを考えておく必要があるだろう。まあ若者一人三票以上案に限らず、選挙における当たり前のような気がしなくもないが。

 

 前回、今回と二回にかけて若者の待遇を改善させるための、私一個人が考えた具体策を提示した。最後に総括的な文章を少し書いてこのシリーズを終わりとする。

 

次→