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D.S.~ダルセーニョ~のブログ(仮)

自分で勝手に考えたことを色々書いています

ファシスト化するリベラル勢力

my thinking

 

 今回の文章では、現代のリベラル勢力がかつてのファシストになりつつあるという危機感を述べたいと思う。

 というのも、2016年11月9日、アメリカ大統領選挙が投開票を迎えて、ドナルド・トランプが大統領に就任することとなった。これはアメリカメディアを中心とした事前のメディア予測から大きく外れたものであり、全世界に衝撃を与えた。

 が、別にトランプ大統領自体は大したことはない。問題はドナルド・トランプ就任で大騒ぎを起こした人々だ。具体的には反トランプ派だ。実際反トランプ派=ヒラリー支持者はトランプ大統領就任直後からデモを相次いで起こしている。一部では暴徒化してしまっている所もある。

 この反トランプ派が非常に過激になっているのだ。あのアメリカでアラブの春並みの惨状が起こっているというのは衝撃的だろう。それだけトランプが嫌だったという事になるのだが、逆に嫌がりすぎていないか?民主主義で決めたことなのだから受け止めるのが普通なのに、受け止められないで暴動も起こしているというのは、民主主義の国であるアメリカとは思えない惨状だ。

 そんな反トランプ派の行動がかつてのナチス並びにファシズムを想起させていることに、私は恐怖を感じている。反トランプ派だけでなく、いわゆるリベラルと呼ばれる人たちが世界的に非常に過激になっている側面が現れていることに、更に恐怖感を感じている。今回は過激になっている現代のリベラル勢力が21世紀のファシストになるのではないかという危惧をまとめたものになる。

・そもそもファシストって何?

 まずそもそもファシストとは何なのかと言うと、ファシズムに啓蒙している人達の事である。で、ファシズムとは何なのかといったら、全体主義的・排外的政治理念を掲げる政治体制のことを言う。自由主義を否定して、一党独裁体制による独裁政治を取って、指導者に対する絶対的服従と、反対者に対する過酷な弾圧を特色とするとのことだ。

 以上はあくまでも定義の一つとなる。これは現在でもファシズムの定義は多種多様になっており、学者ごとに意見が違っているという現状があるからだ。学者ごとに異なる意見を総括させると、以下のような特徴が現れてくる。

自由主義共産主義保守主義を否定する。

・以下のものを目標とする。

 ・伝統的な国家を基礎としない、新しいナショナリスト権威主義的な帝国の作成。

 ・統制された複数の階級を持つ国家的経済基盤の構築。

 ・宗教に縛られない理想主義やボランティアが根付く文化の実現。

・組織のスタイルとしては、カリスマ的独裁者を党首として、独特のシンボルを掲げ、暴力の肯定性を主張し、若者を賛美し、男性の権利を強く主張する組織スタイルを求める。

 より詳しくはwikipedia等を参照してもらいたいが、ファシズムの特徴は、排外的政治理念、独裁政治並びに絶対服従性、反対者に対する過酷な弾圧の三つが特徴だと覚えるのがよいだろう。この三つはファシズムの代表であるナチスドイツに見られた特徴でもある。

 なお、かつての日本はこのファシズムに侵されていたとの主張が蔓延しているが、それは違うという事だけは述べておきたい。今回は趣旨が違うので割愛しておくが、少しだけ述べておくと、かつての昭和天皇は反ファシズムであり、アメリカと戦うべきではないと主張していた。そんな天皇の下に存在していたのが日本である。日本が本当にファシズムに侵されていたら、現在「天皇家」は存在していない

・日本のリベラルは「無自覚なファシスト」になってしまっている

 以上がファシズムの特徴であるが、このファシズムの特徴、何かに似ていないだろうか?そう、日本のリベラル派である。全体主義で排外的な政治理念というのは、日本のリベラル派が主張する、世界に倣うことと特定の意見は排除することに等しい。後者の典型的な例が、特定の発言をした芸能人を干すことであろう(厳密にはリベラル派じゃないけど、日本の芸能界全体がリベラル染みているのは間違いない)。独裁者に対する絶対的服従性は、独裁者を憲法9条に変えるとわかりやすい。いわゆる護憲派と呼ばれる人たちは、まさに憲法9条に「服従」していると言ってよい状況であり、憲法9条改正賛成派は徹底的に非難している。弾圧は行っていないと思うかもしれないが、それは「直接的な弾圧」は行っていないだけであり、「間接的な弾圧」は行っている。間接的な弾圧とは、言葉や「空気」による形のない弾圧のことである。言論封殺やいじめなんかが典型例だろう。とりわけてマスメディアは特定の意見を排除する、言論封殺を行っているのは間違いないだろう。

 このように、日本のリベラル派の行動はかつてのファシストと全く同じものになってしまっているのである。日本のリベラル派は安倍政権をヒトラーのようなファシストとよく主張しているが、本当のファシストはどちらなのかを自覚してほしい。まさに無自覚なファシストであるが、自覚していない分ファシストよりも厄介ではあろう。そして日本のリベラル派が無自覚なファシストになってしまっていることこそ、日本の最大の危機であると私は考えている。

・異なる意見を尊重できないのはまさにファシズム

 そして日本のリベラル派と同じ現象が、ヒラリー支持者にも見られる。こちらをご覧いただきたい。

 英語なので少し解説すると、ヒラリー派とトランプ派の双方に相手をリスペクト=尊重できますか?と聞いたアンケート結果になる。Nearly~で始まるグラフはお互いがお互いの陣営を尊重できるかどうかの調査結果を表している。これを見ると、ヒラリー派はトランプ派に対するリスペクトがhard time=困難であるという人の方が多いという調査結果が出ている。一方のトランプ派はno trouble=問題ない=尊重できるという人が多い。その後のグラフは、ヒラリー派・トランプ派の内訳になる。つまりヒラリー派はトランプだけでなく、トランプを応援している人まで嫌っているという事である。つまり自分達が掲げる思想以外は認めないという非常に排他的な考えを持っている人が、ヒラリー派には多いという事である。これは日本のリベラルと全く同じ状況であり、「ドナルド・トランプが大統領になったアメリカ」を認めたくないから、言ってしまえば、アメリカ社会をデモという形で壊しているのである。反トランプ派はトランプ大統領の誕生でアメリカが分断されると主張するが、本当に分断しようとしているのはどちらなのかを自覚してもらいたい。ヒラリー派もまた無自覚なファシストになってしまっていると言えるだろう。

 今後の反トランプ派の活動が非常に懸念される。大統領になる前から言われていたが、トランプ暗殺の可能性は今後ますます高くなると思われる。じゃあトランプが暗殺された後の大統領は誰になるのか?暴走した民衆がトランプに似た政策を掲げる大統領を認めるだろうか?

・言論封殺されていたアメリカ社会

 そもそも大統領選挙投票前のアメリカではトランプ支持を表明できない「空気」が作られていた。トランプ支持を表明したらレイシストだと呼ばれる懸念があったから、トランプ支持が表に出せなかった。いわゆる隠れトランプ支持者が予想以上に多かったから、アメリカメディアはトランプ大統領誕生を予測できなかったと言われている。世論調査で答えても、答えたら非難されるという空気があったから、世論調査に答えない人が多かったというわけだ(そもそもメディアの世論調査自体が偏ったものであるのだが)。それがトランプ大統領誕生の混乱を招いたということなのだ。

 じゃあなんでトランプ支持を表明できない空気が作られていたのかといえば、アメリカメディアとそれを鵜呑みにした人々がそういう空気を作っていたからだ。とりわけて大手メディアが反トランプ一色だったのが大きいだろう。これは日本のマスメディアの報道と全く一緒であり、メディアによる社会の言論封殺がアメリカで起こっていたのだ。

 しかし、それにアメリカ国民は屈しないで、実際の選挙で「俺たちの意見はこうだ!」と示したことは、賞賛すべきであろう。・・・まあ民主主義社会においては当たり前のことなのだが。

 そもそもメディアは一種の判断材料にすぎず、彼らの主張や彼らの存在そのものが絶対的に正しいわけではない。もしもメディアの主張通りの政治選択を国民が繰り返しているのだとしたら、その社会はメディアが国民の声を代弁しているのではなく、国民がメディアの主張を代弁していることになるつまりメディアが国民を操って政治を動かしている社会となる。そんな社会は本当に民主主義社会だろうか?

 そんなメディア至上主義ではなかったというのが、アメリカという国だ。腐っても自分達の意見をちゃんと主張するというのは、さすが民主主義国家の象徴であろう。しかし、そのアメリカの民主主義も壊れ始めている。それはメディア、というよりも特定の主張が絶対だという人々が増えてしまっていることだ。いわゆる思想主義である。特定の主張以外は絶対に認めない思想主義に陥ってしまっているのが、反トランプ派なのである。この思想主義がファシズムを想起させる。というか、ファシズムが特定思想主義といった方がいいかもしれないファシズムが特定思想主義だとしたら、特定の思想以外は認めない反トランプ派は、ファシストになってしまっているという事である。

・世界のリベラルがファシストになってしまったら・・・?

 そして反トランプ派の特徴は日本のリベラルにも見られる。というか、反トランプ派=ヒラリー派はトランプが右派であると言われていることから、しばしば左派だと言われている。つまり、ヒラリー派=左派=日本のリベラルという事である。ヒラリー派と日本のリベラルの特徴がかなり似ていることからも、ヒラリー派と日本のリベラルは等しい存在と言っていいだろう。そしてどちらも特定の思想以外は認めない思想絶対主義を掲げている。その思想絶対主義がファシズムであるならば、日本のリベラルとヒラリー派はファシストになっているということである。これは非常に危険なことだ。世界的に見てもリベラルな人ほどファシズムを嫌っている傾向があるが、そのリベラルが形が変わったファシズムになりつつあるのが、リベラル派の現在であろう。

 リベラルがファシズムになってしまっていることは何を意味するのか?それは再びナチスが現れる危険性が生まれていることを意味している。

---自国を大事にするという考えが世界中で広まっているという「現実」

 今世界は大きな変革の時を迎えている。その象徴がイギリスのEU離脱とアメリカのトランプ大統領の誕生だろう。そして次のショックとして、フランスのマリーヌ=ルペンが大統領になる可能性が指摘されている。むしろトランプ大統領の誕生でルペン大統領の誕生が高まったと言われている。EU離脱・ドナルド=トランプ・マリーヌ=ルペン、この三つに共通するのはいずれも自国を大事にすることの主張だ。勘違いしてはいけないが、反グローバルではなく、世界を見る前にまずは自国を見ようと掲げているだけに過ぎない。そして世界を見る前に自国を大事にしようという主張が、今世界中で見られるようになっている。フィリピンのドゥテルテ大統領も、自国第一主義の人物である。

 この自国第一の世界の流れに対応できないでいる、認められなくなっているのが、世界のリベラル勢力なのである。恐らく今後もリベラルを信条に掲げる人々が世界中で過激な行動を取ることが予想される。そして世界のリベラル派が形を変えたナチスを生み出すのではないかと危惧している。少なくともアメリカ大統領選挙によって、反トランプ派にナチスの影がかかっていると私はみた。そして日本のリベラル派も沖縄の現状からナチスになり得る素質があることがわかる(むしろ今一番ナチスが誕生しそうなのが日本)。

 ナチスを嫌いナチスにならないようにしてきたリベラル勢力がナチスになってしまった時、リベラル勢力はどうなってしまうのか?そして世界はどうなってしまうのか?今後の世界はリベラル派の動きに注目すべきであろう。

 

追記:アップしようとしたら、こんなものが・・・

 この文章を投稿しようとtwitterを開いたらこんなものが提供されて、さすがに寒気がしましたわ。偶然過ぎて怖いわ。上の方に書いてあるファシズムの特徴のまさに「若者賛美」ですね・・・。日本のナチス化はとっくの昔に始まっているのかも・・・。