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D.S.~ダルセーニョ~のブログ(仮)

自分で勝手に考えたことを色々書いています

実際に国営メディアが設立されたらどうなるのかを考えてみる

 今回の文章は自分の考えをまとめただけにすぎません。ご了承ください。

 前編後編に分かれています。こちらは後編です。前編はこちら

 こちらの文章では実際に国営メディアが設立されたらどうなるのかについて書いています。前回の続きから始まる形になっているのでご了承ください。

 

・どうやって国営メディアを設立する?

 ここからはどうやって国営メディアを設立するのかについて述べたいと思う。今のところ二つの案を考えている。一つはNHKという組織を用いた国営メディアの設立もう一つはNHKという組織を解体した上での国営メディアの設立だ。どっちにしろNHKを潰して国営メディアを作ろうと考えており、その内容としてNHKの組織をそのまま生かす方針にするか殺す方針にするかのどちらかを考えているのである。

 ちなみになんでNHKなのかといえば、公共放送を自称している割には全然公共放送でないことの罰というのもあるが、何よりも組織運営自体にポイントがある。一番大きいのは受信料だ。もしもNHKがそのまま国営メディアになったら、今のNHK受信料を受信税に置き換えることができる。つまり新しい税金が生まれるというわけである。利用者的には強制徴収されていた受信料のシステムがそのまま流用されるのだから混乱はないはずで、むしろ税金になって受信料が下がる可能性だってある。少なくとも利用者側からのデメリットにはならないだろう。そして税金になった分国が使えるお金の額が増えるということになる。視聴者に何も負担を与えないむしろ軽減させるかもしれない方法で税収が増えるとなれば、素晴らしい税金だと思わないだろうか?

 そもそも今のNHKの受信料の徴収に不満を抱いている人も最近かなり多くなっている。理由としてはせっかく受信料を払っているのに報道内容が民放と大差なく、民放同様の報道しない自由を行使しているというのが大きいだろう。他にも全くテレビを見る気がないのにテレビ持っているだけで受信料が徴収される今の制度に不満を感じているなどの理由があるだろう。様々な理由からのNHK受信料に関する不満が、国営としての税金徴収により改善される可能性があるのだ。少なくとも、国営でもないただの一事業が国民からお金を巻き上げている現状は改善される。だから私はNHKを利用した国営メディア化を考えているのである。個人的には受信料という制度を残した、組織を引き継いでの国営化が望ましいと考えている。

---NHKが国営メディアだという謎の誤解

 ここからは余談になるが、公共放送を謳っているからなのか、どうもNHKを国営メディアに近いものだと勘違いしている日本人が多いようであるNHKのニュース番組を見ればどう考えても国営メディアではないことがわかるのに。正直これを知った私はかなり驚いた。私の中では子供の頃からNHKは国営メディアではないことが常識中の常識だったからだ。

 そして同時になぜこのような認識が多数派になっているのかも考察できた。恐らく、先ほど挙げた受信料徴収の義務があるからなのだろう。よくよく考えてもらえばわかることなのだが、そもそも国営メディアではないのになぜ受信料という物を国民から徴収しなければいけないのだろうか?ただの一事業に過ぎないものがどうして国民からお金を巻き上げる義務を持っているのだろうか?これに気づかない日本人が大量に存在している時点で、テレビが日本を支配している証拠なのである。はっきり申すが、ただの一企業が国民からお金を巻き上げていい義務なんかない。トヨタが日本国民全員から強制的にお金を徴収したらどう思うだろうか?賛同する人もいるだろうが、多くの国民は反発するはずだ。なぜトヨタの徴収には反発して、NHKの徴収には反発しないのか?これこそ知らぬ間にメディアを心酔してしまっている恐ろしい群集心理の正体なのである。こういう認識を日本人は植え付けられているから、NHKの受信料徴収に何の疑問も感じないし、NHKが国営メディアだという誤解をしているのだと私は考えた。この誤解から脱することこそがこれからの日本社会においては非常に重要なことだと考えている。

・国営メディアが設立されたら日本はどうなる?

 ここからは国営メディアが設立されたらどうなるのかについて述べよう。NHKの組織を存続させようがさせまいが国営化させた場合、恐らくNHKという組織そのものががらりと変わるだろう。受信料が税金になるだけでなく、番組全体ががらりと変わることになるだろう。紅白歌合戦連続テレビ小説といったものもなくなるかもしれない。・・・というのはさすがにやりすぎかもしれないので、報道だけ国の意向に沿う形にするのが望ましいか。だが芸能人側が国営になったからという理由で出演を断る可能性も十分に考えられるので(そもそも芸能プロダクションに反日思想が多いからな)、必然的にNHK発のエンターテインメントコンテンツはなくなることになるかもしれない。逆に言えば、新たなエンターテインメントコンテンツが充実する可能性が出てくることになるので、例えばアニメなどのクールジャパンコンテンツを国主導で盛り上げる一翼を担うことができるかもしれない。ようは一長一短ということだ。NHKというコンテンツを潰してもいいのかどうかは国民間の議論が必要だろう。・・・まあただのエンターテインメントに優劣など存在しないはずではあるが。エンターテインメントは等しくエンターテインメントのはずだ。公序良俗を除いた場合ね。公序良俗に反していて公的機関に持ち上げられているエンターテインメントが多数存在するような気がするのは気のせいだろうか?

 そして国営メディアの設立により報道内容が変わってくる。一番大きいのは地上波メディアが報道しないことを報道できるようになることだろう。よって国民は国営メディアと民間メディアから異なる二つの情報を手に入れることになる。これにより理想上は国民が情報によって考え方を一元化されることはなくなるだろう。

---より思考停止になる可能性

 あくまでも理想上なのであり、現実は国民は偏った考え方からは抜け出さなくなる、というかもっと偏るのではないかと考えていたりする。実はここが国営メディア設立にあたる最大の問題点だと考えている。私は国営メディアと民間メディアの異なる報道が同時に流れるようになった場合、恐らく日本人はどちらを信じていいのかわからなくなると予想している。そして日本人が国営メディア派と民間メディア派に分裂することになる。恐らく大半の日本人は民間メディア派になるだろう。結局どちらか一方のコンテンツに心酔してしまい、考えることをより放棄するのではないかと考えている

 国営メディアの設立は民間メディアが報道しないことを報道させるのを第一の目的とするものだが、民間メディアと異なる報道をした結果、何を信じていいかわからなくなる国民が増大し、国民のさらなる思考停止が加速してしまう可能性がある。それが日本なのだ。メディアリテラシー向上のための企画が、より国民のメディアリテラシーをなくすことになってしまうことはまさに本末転倒と言わざるを得ない。私はこれを恐れていたりする。

---国営メディア設立と同時にメディアリテラシー向上計画を行うべき

 どうしてこのような事態が予想できてしまうのかといえば、国民の大多数にメディアリテラシー能力が身についていないから。メディアを精査する能力が国民に身についていないのだから、二つの情報を脳で処理することができないと私は考えている。よって二つの情報を精査しないでどちらか一つの情報に偏ってしまう可能性が既に予想できる、というか既にネットとテレビとで情報の選択が分かれている現状がある(ネットの方が自発的にだが異なる二つの情報を得ることができるのでテレビに比べれば偏りにくい方だが)。国営メディアの設立により、より国民の二分化が進んでしまうという懸念があるのだ。

 国営メディアと民間メディアの共存は異なる二つの情報を国民が精査することによって成り立つもの。国民が二つの情報を精査することができなければ、国営メディアの設立は国民をより二分化させて情報精査能力をますます衰えさせる、つまり考えなくなることに繋がってしまうだろう。

 こうした事態を回避するためには、やはり情報を精査する能力を教育で養うことが必要だ。またインターネットや書籍を使って国営メディアと民間メディアを精査することの重要性を広めることも大事だろう。というか今の日本国民のリテラシー能力を高めるためには、インターネットや書籍を使ったリテラシー向上計画がなければ無理だと考えている。テレビや新聞が自分達の情報を疑いましょうと言うと思うか?国営メディアで働きかけても見てくれなければ意味はない。いわゆる草の根的運動がメディアリテラシーの周知には必要だと考えている(というか実際にカナダのメディアリテラシー研究者ジョン・プンジャンテ氏がこう述べていたりする。引用しました)。むろん国もメディアリテラシーの周知を進めるための政策を行うことは必要だ。

・優劣をつけたがる日本社会にも問題がある

 また国営メディアが設立されても国営だからという理由で国営メディアの情報を信用しない日本人は多数出てくるだろう。先ほど大半の日本人が民間メディア派になると述べた理由はこれだ。国営メディアが信用できない理由は中国北朝鮮の例もあって、政権が不利になる報道はしないことが容易に予想できるからであろう。

 だがこの国営メディアが信用できない理由は、そっくりそのまま民間メディアにも言えること。そもそも今の時点で民間メディアは自分達や特定の勢力が不利になる報道を行っていないではないか?同じようなことをする国営メディアが非難されて、なぜ国営メディアと同じ隠し事をする民間メディアは非難されないのか?先ほどのトヨタNHKの例と同じことである。

 そもそも情報に優劣の差などない。ここをわかっていない日本人が多い。客観的に考えた場合、優れた情報・劣った情報というのは存在せず、情報は情報という等価値の物になる。むろん詳細な情報と簡素な情報の二つがあるかもしれないが、それは詳しく述べているか否かの違いだけなのであって、元となった情報源は一つだ。一つの情報源をそれぞれの報道機関ごとに編集して伝えるのが報道だ。なので客観的に見た場合は報道に優劣の差なんて存在しないのである。

 よくこの情報は必要でこの情報はいらないと情報を選ぶことがあるだろう。このいるいらないの認識は完全に主観的なものだ。マスメディアが情報をえり好みしていることと同じことだ。なので国営は信用できなくて民間は信用できると優劣をつけることは間違いなのである。正しい認識は、国営も民間もどちらも信用できてどちらも信用できないだ。どちらかを上にした時点で、その人物から客観的な視点はなくなると考えている。

 日本人は何かにつけて優劣をつけたがる人種だ。何かにかけて自分と相手を比べたがる。だから皆資格などでスキルを磨いたり、人より上の大学に行ったりして他の人よりも優れていることをアピールしたがる。そういう社会だからハラスメントやいじめといったものがなくならないと考えている。私はこの優劣をつけたがる日本人の国民性は、日本人という種族の最大の問題点だと考えている。この問題点を克服しない限り、日本からいじめやハラスメントといった差別はなくならない。この日本人の根幹にメスを入れない限り、いじめやハラスメント対策というのはただの絵に描いた餅となる。何かにつけて優劣を作りたがる日本社会の構図は、私は本当は世界一差別の横行している国の図だと考えている。

 話を戻して、この優劣を作りたがる構図を克服できない限り、国営メディアと民間メディアの共存はできないと考えている。

 

 結局の所、国営メディアの設立に関しては国民次第という結論になる。とはいえこのまま民間メディアの報道しない自由を横行させておくのは非常に問題だ。なので第一段階としての民間メディアが報道しないことを報道する国営メディアの設立は必要だ。そこから第二段階としての国営メディアと民間メディアの共存と国民のリテラシー能力の向上を行うことになるだろう。この第二段階の成功の是非を握っているのが国民だということなのである。

 ただ国営メディアを作るだけで日本社会は根本から変わる可能性がある。逆に言えば、国営メディアの設立だけで日本社会の根幹が変わってしまうほど、日本社会は民間メディアという特定の存在によって作られている脆弱な社会だということになる。そんな社会の一番の弱点はマスメディアを特定の勢力に掌握されることだ。今現在中国と韓国がそれを行っている節があり、実際にそれは国民が中韓の国土侵犯を知らないで危機感を覚えていないことからも成功していると言わざるを得ないマスメディアを支配したものが国を支配する構図になっているのが日本なのであるこんな状況で良いと思うか?こんな危険な状況を少しでも改善するための国営メディアの設立なのだということは覚えておいてほしい。

・まとめ

 前編後編合わせた国営メディアの設立についてまとめよう。

 私が国営メディアの設立を考えたのは、様々な面から既存の民間メディアの腐敗が止まらないからである。報道しない自由を行使して、報道する内容も客観性に欠ける報道ばかりだ。はっきり言うが今の日本のマスメディアは世界と比べてもトップクラスに悪質なメディアだと思っている。

 そんな状況に楔を打ち込むために国営メディアの設立を考えた。具体的には、国営メディアを設立させて民間メディアが報道しないことを報道させて情報の一元化を防ぐことが目的。そして実際に国営メディアを作る際にはNHKを利用した上での国営化を考えている。が、問題点として国営と民間の相反する情報を処理できない日本人が混乱する可能性がある。この問題点の克服としてのメディアリテラシーの周知活動が必要だ。第一に民間メディアが報道しないことを報道する役割としての国営メディアの設立。第二に国民のリテラシー能力向上を目的とする。こうして国営メディアと民間メディアを共存させて、今とは違ったマスメディアの報道に左右されない日本社会を目指すのが国営メディア設立の目標なのである。

 

・あとがき

 以上で今回の文章を終わりにします。今回の文章は最初から最後まですべて私の考えで書いたものです(一部引用等があるが)。むろんいつものようにこれが正しいとは限りません。が、日本のマスメディアに問題しかないのは間違いないでしょう。このマスメディアの問題点を解決するための具体策の一つとして、私は国営メディアの設立を考えただけにすぎません。今のマスメディアの問題点を解決できる策がございましたら、ぜひ私のように情報発信してみることを、超オススメします。マスメディアの問題に関しては、本当に日本の未来に関わることだと考えているので、この文章をきっかけに日本のマスメディアについて考えてもらえたら幸いです。

 

 それではご拝読ありがとうございました!