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D.S.~ダルセーニョ~のブログ(仮)

自分で勝手に考えたことを色々書いています

シリーズ米大統領選挙:①もしもドナルド・トランプが米大統領になったら

・初めに

 この記事は(恐らく)妄想です。真に受けないでください。お願いします。あと長いです。十分に時間を確保してからお読みください。それから、この記事は党員集会が始まる前に草案した記事です。ちょっと古い見方が入っています。それを踏まえた上で拝読ください。

オバマの次は誰だ!?

 2016年現在アメリカ合衆国大統領バラク・オバマ。今年がその任期の最後の年である。オバマ大統領の功績については割愛するが、とにかく無能であったことは述べておく人によっては米大統領史上最悪の大統領だったという見方もある。あと一年任期あるのにもう既に過去形である。2016年の初めに行った演説においてもスタンディングオベーションをしてくれる人は少なかったオバマの支持率、影響力、共に低下しているのを象徴するかのような光景だ。もはやオバマは死に体同然だ。そんなオバマの次に米大統領になるのは誰か。既に数年前から次期米大統領選は白熱している。これもオバマの人気のなさの現れであろう。その次期米大統領選で今最も勢いに乗っている人物がドナルド・トランプである。現在のところ、勢いからして彼が一番大統領に近い人物である。が、私は彼が米大統領になることを望んでいない理由の最たるものが、彼の発言にある。まずはドナルド・トランプとはどういう人物なのかをまとめる。

ドナルド・トランプとは?

 まずは簡単なプロフィールを。生まれはニューヨーク州クイーンズ区。現在の年齢は69歳。祖父の代から不動産業を営んでおり、生まれた時から裕福な家庭に暮らしているいわゆる勝ち組である。祖父、父と引き続いて不動産業を営み、1980年代の不動産ブームにより不動産王として確固たる地位を確立している。どうも自己顕示欲の強い人物であるらしく、不動産王と呼ばれる頃から各種メディアに頻繁に顔を出すことになる。自身が経営している不動産には、自身の名前を入れているのも自己顕示欲が強い現れであろう。こうした彼の性格と確固たる地位が彼を現在の米大統領選挙において最も勢いのある人物たらしめている要素であろう。

 また、頻繁にメディアに露出しているというのも重要なポイントだ。トランプ氏自身は政治的な手腕は未知数、というよりもそもそも今まで政治に携わる仕事は一切行っていない。日本でいう所のご意見番として政治に関わる言動は行っていたとのことである。政治力の未知数な人がここまでの支持を集めているのは、メディアの露出も力になっていると思われる。いわゆる知名度なのである。トランプ氏の力の原動力は自身の性格地位、そして知名度だと私は分析している。そして何よりも大事なのはやはり発言である。

・色んな意味で人々から注目を集めるトランプ発言

 簡単に言えば、過激な発言が多くの支持を集めているのだ。トランプの発言として真っ先に思い浮かぶのは、移民排斥であろう。移民はどのような人物であっても一切受け入れないどころか、現在アメリカにいる移民に対して国外追放をすると述べている。特に具体的に名指ししているのがイスラム教徒メキシコ系移民だ。

 イスラム教徒に関しては自称イスラム国の台頭から、全てのイスラム教のモスクを監視すべきだと発言しており、イスラム教徒の入国を一切認めないとも発言している。メキシコ系移民に関しては、メキシコ人は麻薬や犯罪、問題のある人間(彼はこれを強姦犯と例えている)を持ち込むと発言しており、メキシコとの国境境に米国版万里の長城を設けるとも発言している。移民の中でも特にイスラム教徒とメキシコ人に対して強い嫌悪を抱いていることがよくわかるだろう。

 とはいえ、イスラム教徒に関しては現在進行形で自称イスラム国が台頭しており、彼らに触発されたイスラム教徒(大半が過激な原理主義者)がテロを起こしているのも事実。またメキシコに関しても、メキシコ系移民による犯罪は数多く行われており、彼の言う通り麻薬の入国ルートにも実際になっている。どちらもアメリカ社会を脅かすものなので、彼の発言に支持が集まるのも無理はない。

 他の過激な発言としては対立候補を痛烈に批判したり、かの有名なアメリカの英雄ジョン・マケイン氏に対する痛烈なコメントがある。一方で名言も生まれているとのこと。いずれにせよ、彼の発言は人の耳に残るものばかりであることがわかるだろう。このような彼の発言から私はトランプ氏に対して不信感を募らせているが、それについては後程。ここまではトランプ氏本人についての簡単なまとめであった。では具体的に、彼が大統領になったらどうなるかを考えてみる。

ドナルド・トランプが大統領になった時の危惧

 トランプ氏が本当にアメリカの大統領になったらどうなるのかをまとめる。まず最初に述べておくが、私はトランプ大統領は誕生してほしくないその理由はアメリカだけでなく、日本はもちろんもしかしたら世界にとっても史上最悪の大統領になる可能性があるからだ。少なくとも彼の発言と掲げる政策からそれは予想ができる。そして私は彼の政策を危惧している。では具体的にどういうことになるのか、そして危惧とは何かを述べる。これから述べることは一個人の主観的な意見であり、妄想に近いものであることも述べておく。

 トランプが大統領になったら、まず移民を排斥するだろう。発言から容易に想像できる。問題は排斥の仕方と余波だ。どういう排斥をするのかが焦点だ。恐らくは国外追放だと思われるが、どこに追放するのか。まあ元いた国にだろう。そしてどういう移民を排斥するのかも重要なポイントだ。移民排斥を訴えるのが構わないが、そもそもアメリカは移民によって建国された国だ移民排斥をアメリカで訴えるということは、穿った見方をすれば現在のアメリカ合衆国をなくすということにも繋がりかねない。そこまで考えて発言している人物ではないし、彼に賛同している者たちもそこまでの考えは及んでいないだろう。よって移民の選別が行われるのは間違いない。具体的にどういう移民が排斥されるのか?確実なのは、イスラム教徒とメキシコ系移民既に発言にも出ている。それらをまず排斥したとして、その余波として何が起こるのかを考えてみる。

---予想される移民排斥の余波

 まずメキシコ系移民についてだが、トランプ氏自身も発言でメキシコとアメリカの間に万里の長城を建てると明言している。言葉通りに受け取れば本当にアメリカ版万里の長城が建てられるだろう。そうなった場合、アメリカとメキシコの国境がなくなる可能性が出てくる。移民は受け入れなくて、国交断絶を示唆するものを建てるのだ。間違いなくアメリカとメキシコの関係は冷え込むだろう。そうなった時、メキシコはどうなるのか?少なくとも良い影響をもたらすことには繋がらないだろう。

 次にイスラム教徒を排斥したらどうなるのかについてだが、間違いなくアメリカからイスラム教がなくなるだろう自由の国アメリカから宗教の自由がなくなるのであるイスラム関連の施設などは全て取り壊されることが明確であり、米国内からイスラム教が跡形もなくなくなるだろう。この時に焦点となるのが、アメリカ国籍を持つイスラム教徒である。彼らまで追放するのかどうかだ。また仮に追放しなかった場合、彼らをどうするのか?ここが非常に重要だ。恐らくキリスト教に改宗させると思われる。100歩譲ってそれはいいとする。問題はその後だ。仮にキリスト教徒に改宗できたとしても元イスラム教徒のレッテルはそう簡単には消えないだろう。また米国内でキリスト教に改宗した「ふり」をするイスラム教徒も出てくるはずだ。彼らがキリスト教のふりをしてイスラム教を信仰していたことがわかったらどうなってしまうのか?逮捕で済めばいいが、アメリカの警察が暴走傾向にあるのは黒人に対する警察の態度から容易に想像できる。

 以上の事からイスラム教徒の排斥よりもその後が非常に気になるのだ。イスラム教徒に対する過激な弾圧がもしかしたら行われるかもしれない。当事者であるトランプ次第ではあるが。そんなことをしたらトランプはどういう「存在」になる?これが私の持っている危惧・・・ではない。これはまだ序の口だ。むしろこれで済めばいいと思っている

ドナルド・トランプは第二のアドルフ・ヒトラーになってしまうのか?

 私の本当の危惧は移民排斥の余波ではない。本当の危惧とは何か。黒人である。トランプが大統領になったら、黒人差別が加速することを私は危惧している。本当にそうなるのか?一つずつ見ていく。

---白人の黒人差別が加速する可能性

 まずトランプ氏自身だが、今のところはトランプ氏は黒人に対する過激な発言は行っていない。むしろ黒人を冷遇する警察に対する発言の方が目立つ。だったらトランプ大統領になったら黒人差別は起こらないではないかと思うかもしれない。まだ「トランプは」黒人差別を行わない可能性があるというだけだ。つまりトランプ以外に可能性があるという。それは何か。トランプの支持者である。現在のトランプに支持を寄せているのは白人至上主義の者や白人の中流階級の者が多い。そう、白人が多いのだ。特に白人至上主義者から支持を集めているというのがポイントだ。白人至上主義者からの支持、そしてトランプ氏の移民に対する見方から、トランプ氏が大統領になったら、黒人にも何らかの影響が出ることが予想される今はまだ述べていないだけで、いざ大統領になったら何をしでかしてもおかしくない。

 そしてトランプ氏に問題がなくても、アメリカ国民に問題が生じる可能性もある特に白人だ。その根拠として実はバラク・オバマが出てくる。人にもよるかもしれないが、オバマは黒人初の大統領でありながら史上最低の大統領との見方が出ている。そのオバマがいなくなって白人至上主義の者たちの支持を集めたものが大統領になり、オバマよりも優秀な政治を行ったらどうなるか?大統領がどうであれ黒人に対する見方が厳しくなるのは間違いないだろう。オバマが在任中でもアメリカの黒人差別は加速の一途をたどっている。そんな状況で黒人大統領のオバマがいなくなったらどうなるのか?黒人差別がますます加速することは容易に想像できる。そうなった時、トランプ大統領はどうするのか?暴走する白人を止められるのか?止められればいいが、私は止められないと思う。最悪のシナリオは、民衆の黒人差別に契合してトランプ氏自身が黒人差別を増長させる政策をすることだ。これこそが私の考える危惧である。そんなことをしたら、トランプ氏は間違いなく「第二のヒトラー」になるだろう。

---ノーベル平和賞の有力候補という肩書がトランプを第二のヒトラーに近づけさせる

 最も現段階では可能性に過ぎない。しかし、「流れ」は既にある。その「流れ」というのが、ノーベル平和賞へのノミネートだ。何の関係がある?と思われるかもしれないが、実は過去にノーベル平和賞にノミネートされたものの中にはヒトラームッソリーニスターリンといった、ファシストが存在しているのだ。このようなファシストが受賞した賞と同じ賞を過激なトランプ氏が受賞したのだ。嫌な予感しかしない「流れ」というのはこういう流れだ。もしヒトラースターリンと同じ「流れ」がトランプ氏にあるのだとしたら・・・。間違いなくトランプ氏は第二のヒトラーになるであろう。これはただの危惧だ。しかし、「流れ」は既に存在しているかもしれないとは私は思っている。だから私はトランプ大統領の誕生を望まないのだ。

・トランプ大統領が誕生したら、日本はどうする?

 とはいえ、次の米大統領を決めるのはアメリカ国民だ。私ではない。よってトランプ大統領が生まれる可能性は十分あるだろう。

 では仮にトランプ大統領が誕生した場合、日本はどうすればいいのか?まず初めに述べておくが、結局はトランプ大統領次第である。トランプ大統領がどういう政策やどういう日米関係を望むかで日本の動きが変わってくるだろう。相手に合わせた外交を行うのは外交の常識だ。よって日本がどういうことになろうが、日米関係はトランプ次第であることをまず述べておく。その上で、日本はどういう対応を行えばいいのかを述べる。

 まず間違いなく言えることは、日本はトランプ大統領のアメリカとは距離を置くべきだ。理由は先にも述べたトランプ次第。そもそも論として、トランプ氏が日本について、日米同盟についてどのような考えを持っているかは不明だ日米同盟に関しては不公平だと述べているらしい。これをどう受け止めるかは人それぞれであろう。現段階ではトランプ氏が親日であるかはわからない。が、仮に親日だったとしても私は距離を置くべきだと思っている。その理由は、トランプ氏が第二のヒトラーになる可能性があるからだ。もしもトランプ氏が黒人・イスラム教徒問わず何かしらの民族を弾圧するような政策を行ったら、日本は本当にトランプ氏に近づくべきなのだろうか?私は絶対に近づいてはならないと思っている。もしも第二のヒトラーとなってしまったトランプ氏と親しい関係を結んでしまったら、それは第二次大戦中にファシストと同盟関係を結んでしまったことと同じことになる。つまり、再び同じ過ちを繰り返すことになりかねない。当時の昭和天皇陛下は、ファシストと同盟関係を結んでしまったことにひどく悲観してしまったという。私も同じように、ファシストと同盟関係を結んでしまったから第二次世界大戦で敗れてしまったのではないかと思っている。これは第二次大戦から敗戦に至るまでの「流れ」の一途だと思っている。再び同じ「流れ」を辿るというのか?

 とはいえ先にも述べたが全てはトランプ次第。同じことの繰り返しになるが、トランプがどういう政策を行うかで日本のアメリカとの付き合い方が変わってくるだろう。

・もしかして→無能?

 とまあここまでトランプ氏に関して色々と述べたが、今までに述べた部分はトランプ氏が自身の発言・政策理念通りの政治を行った場合の話である。中身はともかく大統領としてきちんと仕事を行ったらの話だ。逆に言えば、トランプ氏が大統領として仕事を行わなかったら先に述べたとおりのことは起こらない。つまり、トランプ氏が無能である可能性もあるのだ。本当に彼は無能なのかと疑問に思うかもしれないが、そもそも論としてトランプ氏は政治経験がゼロだ。言い方を変えれば、政治に対する手腕は未知数とも取れる。彼はテレビ番組に出演していたみたいだが、テレビ番組で政治家まがいのことをしていただろうか?日本にもそういうテレビ番組は存在している(非常に偏っているが)。彼のテレビ番組を見たことがないから何とも言えない。だが仮にそういう政治家まがいのことをしたところで、それが現実の政治に生きるとは限らない。そうした意味でも、やっぱりトランプ氏は政治経験がないのである。そんな人に大統領を任せていいのか疑問かもしれないが、それを言ってしまったらおしまいだ。民主主義と言うのは政治経験の有無に関わらず全ての人が政治に関われることができることをいうことだ。よってトランプ氏の政治経験の有無は実は関係ないむしろ政治経験のない人が米大統領に立候補できるというのは、民主主義の本流であるアメリカらしいとも取れるので、私はアメリカのこういう側面は評価している。でも無能なのは嫌なんじゃないの?と思うかもしれないが、政治的に未知数であることと大統領として無能であることはイコールではないと私は思っている。先ほども述べた通り、トランプ氏の政治経験は関係ない。問題なのは大統領になっても何もできず、いたずらに混乱させるだけの無能になってしまうことだ。イコールではないが、政治的に未知数であるということはそういう懸念も存在する。もしもトランプ氏が本当に無能だったらどうなるか?この場合でも、アメリカだけでなく世界にとっても最悪の大統領になってしまうだろう。

 無能大統領の次が無能大統領、それだけで前代未聞の大悪夢と言えよう。何度も述べているが、バラク・オバマ現大統領は既に無能の烙印を押されている。そのバラク・オバマの次のトランプがオバマと同じような無能だったら?また無能な人物が4年間大統領を務めるのだ。アメリカにとっても世界にとっても悪夢と言えよう。もしも再び無能米大統領が生まれてしまった場合、アメリカ頼みというのは期待できない。逆に言えば、アメリカに頼らないでどうするかを考える良い機会なのだが、そうなった場合どうなるのかは現在の世界情勢を見れば一目瞭然だ。いずれにせよ、再びの無能米大統領というのはアメリカにとっても世界にとっても望まれていないのだ。できればトランプ大統領が仮に誕生したとしても無能でないことを望む

 そしてトランプ大統領が無能だったとしても、日本が取るべき道は変わらない。日本が取る道というのは先にも述べた通り。むしろ無能だったら余計に加速するかもしれない。いずれにせよ、日本がアメリカから距離を置くべきというのに変わりはない。そしてトランプ氏が有能だろうが無能だろうが、トランプ大統領の誕生を望んでいないのが私の主張である。

・総括

 以上でトランプ氏に対する私の見方は終わりだ。改めてまとめると、トランプ氏がどういう人物であろうが、私はトランプ大統領を望まない。理由は、彼の様々な発言や主義主張、政策理念から第二のヒトラーになる可能性を危惧しているからだ。もしもトランプ氏が第二のヒトラーに本当になってしまったら、日本は日米同盟を破棄しててでもアメリカと手を切るべきである。が、何度も述べて申し訳ないが、全てはトランプ大統領次第である。私がどんな懸念を抱こうがどんな主張を述べようが、これは絶対的に変わらないものであると考えている。ただ私は「最悪の事態」を想定しているだけである。そして私の懸念する最悪の事態はトランプ氏だけではない。もう一人とんでもない人物が誕生してしまった。それはバーニー・サンダースである。次の記事ではサンダース氏について扱おうと思っている

 

 

2016年4/2 追記:トランプ大統領は日本再生の救世主?

 トランプ大統領の実現性が高まる中、爆弾投下をやめないトランプ氏が日本に対してとんでもない爆弾を投下した。それは在日米軍を引き上げるという爆弾発言であった。具体的には、アメリカが守ってやっているのに日本はそれに見合う対価を支払っていないからだということだ。これは日本だけでなく韓国や中東諸国にも向けられた発言だ。更にトランプ氏は日本の核武装論にも言及している。日本核武装論に関しては、後程自身の考えをまとめるのでここでは取り上げない。

 爆弾発言を繰り返すトランプ氏がついに日本の軍事についても口を開いた。このトランプ発言は実際のアメリカ海軍も頭を悩ませているようだ。そしてこの発言の余波は日本にも広がっている。一部では現在ベストセラーとなっているカエルの楽園と関連させてカエルの楽園の予言が現実になると騒いでいる者もいる。このトランプ発言を私はまっすぐ真ん中から受け取ってみたい。

 まずトランプ発言自体だが、はっきり述べるがまごうことなき正論である。トランプのあらゆる発言に言えることだが、暴論だが正論である発言もかなりある(むろん間違った発言もあるが)。今回の日本はアメリカに守ってもらっている対価を支払っていないという発言は、実際の所その通り。そもそも何を持ってして対価というのかがわからないかもしれない。だが確実に言えることは、日本とアメリカは対等な関係ではないということだ。日本が危機的な状況になった時にアメリカは助けてくれるが、アメリカが危機的な状況になった時に日本は助けられるのか?助けられない。なぜなら交戦権を認めていないからだ。そんな現実をトランプは見事についただけの話である。よってトランプ発言に右往左往する前に、日本とアメリカが対等ではないという現実をまず再認識するべきである

 その上で、実際に米軍が日本から撤退したらどうなるのか?軍事力を持たない日本からアメリカの盾が失われたら間違いなく中国が攻め込んでくる。そもそも中国防衛ラインとしての日本の米軍配置だこれを認識している人間が日米問わずどのくらいいるのかがまず疑問だトランプも認識していて発言しているのかがわからない。対中防衛ラインとしての米軍派遣なんだから、米海軍が懸念を表明するのも無理はなく、日本でも危機意識を持つ者が表れるのも当然だ。

 だがそんな普通の危機意識以前に日本には交戦権を認めていないというとんでもない現状がある。そもそも認めないようにしたのがアメリカであるが、実は未だに交戦権を認めていない日本の現状に関して、アメリカの軍人や政治家だけでなく一般人も驚愕しているという。彼らの共通認識として、未だに交戦権を認めていないのか、という驚きがある。過去に交戦権を認めなくさせたのはアメリカだが、当時のアメリカの人達もいずれ交戦権を認めてくれるだろうと考えていたそうだ。ところが現実は未だに交戦権を認めていない。実はこれは現代の国家としては異常な状況なのである。

 何が言いたいのかというと、日本が異常だからトランプ発言が問題になっているということである。トランプは日本が異常だという現実を認識させるために発言したともとらえることができるのである。そこまで考えての発言だったらかなりの頭の切れの持ち主なので、大統領としてふさわしい人物かもしれない。逆に言えば、正常な国だったらトランプの発言は不快になるだけで危機意識を持つことは少ないだろう。正常な国とは何だ。交戦権を認めて軍隊を持っている国だ。つまり自前の軍隊を持っている国なら(余程弱くない限り)他国の軍隊が撤退しても影響は少ないはずである。むろん集団安全保障が大事なこのご時世という側面からの懸念は出るかもしれないが、少なくとも国の滅亡論にまで発展することはない。交戦権を認めているんだから自分達で戦って国を守ることができるからだ。

 そして日本の軍事技術力は、世界と比べてもトップクラス。つまりもしも日本が交戦権を認めて軍隊を持つ国だったとしたら、米軍の撤退は全く影響がないのである。だって自分達で十分戦えるほどの技術があるのだから。むしろ米軍が足枷になってたかもしれない。そのぐらい日本の軍事技術力は高い。

 よって交戦権を認めていない日本が異常だからトランプ発言が問題になることが言えるのである。日本が正常な国だったらトランプ発言はむしろ相手にもされていないだろう。むしろ日本から米軍がいらないと言うことができたかもしれない。トランプ発言を逆手に失態を浴びせられることもできたかもしれないのだ。なので日本が異常だという現実もまた認識すべきなのである。

 こういう風にして考えると、実はトランプの発言は日本にとってはチャンスの兆しでもある。日本の異常な現実を再認識することができる。つまり日本が異常な国から正常な国になる可能性が出てくるのだ。そう考えると、トランプの発言はむしろ非難される発言ではないかもしれない。そして、実際に誕生の可能性があるトランプ大統領は日本再生のための手助けをしてくれるかもしれない。むろんこの手助けは直接的な手助けではない。間接的な手助けだ。トランプのある種過激な側面が日本に刺激を与えて、こんな大統領がいる国とは付き合えないとして、日本からアメリカの影響力が少なくなる可能性がある。つまりトランプ大統領の存在そのものが、間接的に日本の自立に結びつくかもしれないのだ。その考えは逆転の発想をすることで初めて出てくるものだ。

 だがあくまでも可能性であることは否めない。実際に日本を正常な国に戻すか否かは日本国民の選択が判断する。ドナルド・トランプという存在はその判断の材料になるというだけの話だ

 このトランプ発言を踏まえて私たち日本国民は日本の現実を真正面から考えてはみないだろうか?